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高橋健彦教授が電気設備学会第9回星野賞を受賞しました。

Category : トピック

2016年6月3日、第28回電気設備学会定時総会において、高橋健彦教授が一般社団法人電気設備学会第9回星野賞を受賞されました。

教授の今回の受賞は、電気設備に関する内外関係機関との連絡・協力を具体的に実行し、国際交流の充実・発展に貢献を果たしたことに対するものです。
功績として、電気設備に関する国際ワークショップの開催を提案し、第1回から第11回までのモデレーターを務めたこと、韓国照明・電気設備学会との国際交流協定を締結し、「Asia-Pacific Conference on Electrical Installation(APEI)」を提案し、第2回の日本での開催に向けて尽力したこと、大韓電気協会との国際交流を提案し、その先導役を担い協定締結を実現させたことが高く評価されました。

さらに、IEC TC64(低圧電気設備および感電保護)国内委員会や安全保護に関するIEC規格のJIS原案作成委員会、低圧電気設備技術基準国際化委員会の委員長を歴任するなど、IECに関する活動にも長く携わり、電気設備学会の発展に寄与したことも評価されました。
星野賞を受賞した高橋健彦教授
 
一般社団法人電気設備学会第9回星野賞

参考:一般社団法人 電気設備学会

高橋健彦教授が電気学会業績賞を受賞しました。

Category : トピック

平成29年6月2日に行われた(一社)電気学会第105回通常総会において、高橋健彦先生が第26回業績賞を受賞されました。今年は6名が表彰され、先生はその1人として栄誉に輝きました。

先生の受賞のテーマは「接地技術の発展および国際標準化への貢献」です。先生の業績を要約すると以下のようになります。
(1)接地抵抗の多層理論を構築し、それらの成果として電気学会に3編の論文、IEEEのPower Deliveryに2編の論文が採択され、UHV発変電所等の接地設計に多大な貢献を果たしました。
(2)建築構造体接地の実用化を検討し、その成果が現行の電気設備技術基準解釈およびJISA4201に反映されました。
(3)電気学会の産業応用部門の3つの専門委員会の委員長を歴任し、技術報告書第538号、第724号、第951号をまとめ接地技術の発展に寄与しました。
(4)接地に関する4冊の図書を上梓し、これらは全て韓国で翻訳され、1冊は中国で、1冊は台湾でも翻訳されました。さらに、ビーゲルマイヤー、スケナブらとの共著である接地に関する図書もUSAから発行されています。英国電気学会主催のBETNETに招聘され接地技術に関する招待講演を行い、接地技術を内外に発信しました。
(5)IEC-TC64の国内委員長として国際会議に参加し、建築電気設備における保安用接地、等電位ボンディング、接地システム等の規格作成に尽力されました。

髙橋先生は「電気学会から業績賞をいただいたことは、非常に光栄に思っている。接地技術の体系化に向けて、これからも精進したい」と語っていました。

電気学会業績賞を受賞した高橋健彦教授

電気学会業績賞